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年月 タイトル 内容
1994.04愛の罰今は消え去ったあの風景のなかに、もう一度生まれ変わってみたい……。異様で、アナーキーな人物たちがてんこ盛りな物語。
1997.08悪霊漫才コンビのひとりが交通事故で半身不随に、さらに相棒に妻を寝取られる。じつはこの二人は異母兄弟で……愛憎入り乱れる話。
1997.12生きてるし死んでるし生死にまつわるエピソードを積み重ね、「生きてる」でも「死んでる」でもない「生きてるし死んでるし」という曖昧な状態を描き出す。
1989.09嫌な子供シリーズ「親切伝」完結編。東京に巨大隕石が落下。そこから「僕」の時間旅行が始まる。
1994.09嘘は罪エチュードコント。髪型の同じ 4 人の兄弟が「モテる」ことをめぐって繰り広げる心理劇。
1995.03COUNT DOWN家族全員殺された女の子が、親戚と遭難船で漂ったあげく孤島にたどり着く。むき出しの状況で最後は全滅する。「愛の罰」続編。
1990.07神のようにだまして新興宗教の教祖を、ヤクザとヤクザに借金をしている男 2 人が暗殺しに行く。ベケットの『ゴドーを待ちながら』をモチーフにした作品。
1990.04ゲームの達人地球人が移住している火星に行って、ドラッグをやりながら老人になる。ニセ昭和史。
1991.11サエキナイト伝説のロックンローラー佐伯イチロー。ドラッグで転落しムード歌謡で地道に頑張るサエキのステージ。サブタイトルは「ムーディーを探せ」。
1991.01猿ヲ放ツ双丘町(ツインピークス ? )で殺人事件が起こる。ギャグだらけの破綻した物語。
1993.02SEX KINGDOMエイズで世界が滅び、セックスを禁じたある町だけ生き延びた。その町で、セックスが思い出され人類が復活するまでの混乱を描く。
1988.06絶妙な関係ある家で殺人事件が起きる。事件の周辺で 6 つぐらいの物語が同時並行で進み、やがて町の全体像が見えてくる。
1989.12絶妙な関係 II新作コントのオムニバス公演。サブタイトルは「はすにかまえない人たち」。
1990.09絶妙な関係 Live at 秘宝館「黒人を考える」「コリアンナイト」ほかの、シュールギャグのミックス公演。ブラックな笑い満載。
1995.12ちょん切りたい前世で男同士の恋をしていた主婦が、隣家のバイオリンで頭が狂い、迷い込んだ被差別部落で「世界を反転させる」救世主になる。
1988.09手塚治虫の生涯シリーズ「親切伝」序説。日本に蔓延したウイルス。絶滅の危機に瀕した人類は、しかし新しい抗体をつくり再生する。
1996.12ドライブイン カリフォルニアユニット「日本総合悲劇協会(ニッソーヒ)」の公演。裏に竹林のあるドライブインで長い長い年月の人の出入りを描く。
1997.05なついたるねん !「坂田利夫の東京放し飼いライブ」。東京の笑いに吉本興業が挑戦 (!) 。
1993.05鼻と小箱コント風芝居のオムニバス公演。間に「ねじドン」(「ねじ式」 + 「鉄ドン」)なるストーリー映像を流した。
1990.05鼻始め文芸ギャグ・ユニット「鼻と小箱」によるコント。オムニバス公演。
1999.05母を逃がす北国でコミューンを営む一族。支配者である長男は、幻想の外敵から母を逃がそうとコミューン全体を巻き込む「徒労の」計画を立てる。
1996.07ファンキー !テーマは「障害者の性」。「健常者」の不自由な性とからめて、「近親相姦」の陰をもつ小児麻痺の女性の、逆に健全な性が語られる。
1991.08ふくすけ薬の副作用で生まれた奇形児を製薬会社の御曹司が育てたが、さらわれて見世物小屋へ。さらに宗教の教祖となって流転する。
1992.03冬の皮雪に埋もれる過疎の町に通信衛星が落ちて騒動が起こる一方で、ビデオ屋の店長が客待ちで凍ってしまう。
1998.07ヘブンズサインある町で殺人事件が多発している。犯人のホモセクシァルのカップルは、あるサインに従って殺人を犯していたのだ。そして、ある女子大生が標的に。
1989.04マイアミにかかる月シリーズ「親切伝」第 2 弾。南米に移住した 3 人家族の 100 年。親切が災いもいいことも呼ぶのだ、という話。
1996.09マシーン日記機械工場を経営する兄。鎖につながれた弟。ワケありの兄嫁。そこに兄嫁のもと教師が就職してくる。怒涛の四角関係。
1996.04松尾スズキ焼きうどんを唄うその場かぎりのコント集。
1991.05溶解ロケンロール世界が溶解する。端から溶けていく町で復活祭が行われる。愛と再生の新世界ミュージカル (?) 。
1993.09私を抱いて ! そしてキスして ! 嫌ならくるな ! コント、ストリップ、ビデオ、なんでもありのオムニバスナイト。
2000.06キレイ少女ケガレ(奥菜恵)は、誘拐され監禁されて育った。ある時、外の世界に脱出したケガレは、さまざまな人々とふれあい、人生の損得を学んでいく。家族、戦争、上流階級の人との運命的な出会い、恋……。いろいろあって、ケガレはミサ(南果歩)という大人になるが……。ミュージカルで綴る、松尾版『女の一生』。
出典
『鳩よ ! 』 2000 年 7 月号 - 「松尾スズキ全仕事」
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